Pedro Miranda
レーベル:tratore
品 番:PM001
価 格:2300円(輸入盤)
製造国:ラジル/2009年作品
買ったお店:ディスクユニオン新宿本館4階ラテンブラジ
ル・フロア

赤いトウガラシ(pimennteira)を持ってにっこりの、お茶目なペドロさんであります。中ジャケットではさらに大量のトウガラシに囲まれてご満悦の様子ですが、何がそんなに好きかね、トウガラシの。

この人は日本でも人気のある若手女性サンバ歌手、テレーザ・クリスティーナのバックバンド「グルーポ・セメンチ」でパンデイロ等を担当している人であります。ああ、そう言えば前回紹介したElisa Paraiso にもテレーザ・クリスティーナが1曲ゲストで参加していたっけ。

この作品ですが、ペドロさんが子供の頃から憧れていたであろう、ネイ・ロペスやネルソン・カヴァキーニョ、エルトン・メディロスなど大サンビスタの曲を取り上げていて、古き良きリオのサンバそのものです。あんたまだ若いんだからもっと若者らしい音楽やったらどうかね?などといらぬ助言も出ようというものです。

ペドロさんの軽妙な歌声を聴いていると、このまま唄い続けて歳月を重ねれば、いずれカルトーラのようないぶし銀の味わいが出るだろうなと思います。これがスウィング感たっぷりのアレンジにマッチして、ああ、ラパ地区の皆さんは毎晩こんな小粋な音楽でガフィエラを踊っていらっしゃるのかしら、などと行ったこともないリオのバールの風景に想いを馳せるのであります。

今回CDを買ったディスク・ユニオン新宿本館には、ブラジルやキューバなどのラテン専門フロアがあります。本国で出たばかりの新譜が一早く並んでいるかと思えば、中古盤コーナーでは希少価値の高いCDも手に入ります。価格も良心的で店員さんの知識も豊富なので、サンバやラテンの音楽をお探しの方はぜひ一度訪れてみてください。

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