Luma & So Do Samba
レーベル:Ondina Production
品 番:OND002
価 格:2510円(輸入盤)
製造国:フランス
買ったお店:タワーレコード渋谷本店

前回、前々回と「草食系」な作品の紹介が続きましたので、今回はGINGAらしく(?)がっつりと「肉食系」でまいりたいと思います。アフロ・ブラジリアン信望者の皆様、お待たせいたしました!

このCD、最近あちこちのお店で見かけるのでてっきり新譜かと思いきや、クレジットを見たら2006年、しかもフランスのインディ・レーベル制作でした。おそらく数年前にフランスでひっそりと発売されたものの、その後じわじわと評判が広がりここにきてブレイク、大量に再プレスされてようやく日本にも届いたのでは・・とまあこれは私の勝手な推測ですが、そう推測できるぐらい内容が素晴らしいのです。

その内容ですが、2006年発表だけど録音はもっとずっと前なんじゃないの?と思うほど最近では珍しいストレートなサンバ・ヘギです。それもそのはず、メンバーにはあの最強ブロコ・アフロ集団「イレ・アイエ」出身の人がいるみたいで、この作品も「イレ・アイエ」直系、余計な装飾は加えずひたすら打楽器群で攻めてきます。カロリーニョス・ブラウンの名曲「マガレーニャ」なんて、本家を凌ぐほどのかっこ良さ!他にも「イレ・アイエ」や「オロドゥン」の曲が並び、ブロコ・アフロの音楽を完璧に再現しています。

全曲を通じてアフロ・ブラジリアンのドス黒いグルーヴが唸りをあげ、聴く者をバイーアの奥地へといざなってくれる一枚、ブラジル音楽のパーカッションをやっています、という人は必聴でしょう。悪いことは言いません、店頭から姿を消してしまう前に手にいれてください。

 

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