sambasocialclube
レーベル:EMI Music Brasil
品 番:236391‐2
価 格:3000円(輸入盤)
製造国:ブラジル/2008年作品
買ったお店:ディスクユニオン新宿本館4階ラテン・ブラジルフロア

え〜、ここしばらく「誰やねん、それ」な、「知る人ぞ知る」な(?)ミュージシャンの紹介が続きましたが、今回は有名どころ、しかもドバっとまとめて紹介します。

本作は、2007年に出た「Samba Social Clube」というCDの、「オール・スターによるサンバ名曲集」というコンセプトをそのまま再現したライブ実況盤です。とにかく登場するメンツが豪華豪華、「出し惜しみ」という言葉を知らない人が企画したとしか思えません。こんな作品が売れないはずはなく、大ヒットを受けてシリーズ化が決定、すでにvol.4まで出ています。その4作の中からあえて1枚取りあげるとしたら・・どれも甲乙付け難いのですが、まずは基本の第1弾を紹介するのがスジというものでしょう。

この手の企画の常連と言ってもよいゼッカ・パゴジーニョを始め、説明不要のアルシオーネ&ベッチ・カルバーリョ、フンド・ジ・キンタウやジョルジ・アラガオンなどパゴージ界の大御所たち、ドナ・イヴォンニ・ララやレシ・ブランダンなどエスコーラ系の大ベテランもいるかと思えば、今が旬のロベルタ・サーやカジュアリーナのような若手陣、はてはレニーニやフェルナンド・アブレウといったロック・スターに至るまで、サンバの今が凝縮されています。

その大スターたちが次々と名曲を披露していく様子は、まるで「紅白歌合戦」。日頃仕事で忙しいお父さん達が年末の紅白でまとめて歌謡曲をチェックするように、サンバ初心者の方はこのCDに登場するアーティストや曲から覚えていけば間違いありません。収録曲を解説するとこれまた長くなるのでやめますが、私のこんなページにお付き合いしてくれる皆様でしたら大丈夫、耳に馴染んだ曲ばかりです。

vol.2以降もその布陣の豪華さは衰えず、さらにいろんなアーティストが登場しますので、全部揃えれば「サンバ人名鑑・名曲集」としても使えます。仲間内でパゴージを楽しむ時のネタ用にもなるし、おうちでノペの練習をする時にかければ楽しさ倍増!1〜4まで、全て同内容のDVDも出ています。

 

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