Beth Carvalho

Beth Carvalho
レーベル: EMI Music/Brasil
品 番: 908468−2−3
価 格: 2000円 (輸入盤)
製造国: ブラジル /1969年・2008年作品(2010年再発盤)
買ったお店: ディスクユニオン新宿本館4階 ラテン・ブラジルフロア

ブラジルEMIがまたやりました。アーティストの2作品をCD 2枚組とし、価格は1枚並みに抑えた嬉しい再発シリーズの登場です。サンバではジョアン・ノゲイラやホベルト・ヒベイロ等もラインナップされていますが、店頭で手にした時、思わず「何、この組み合わせ?」と口に出てしまったこのベッチ・カルヴァーリョ編を紹介します。

1枚は1969年のデビュー作「アンダンサ」、もう1枚は2008年の今のところ最新作「バイーアのサンバを唄う」。39年間の時を超えたカップリング。しかも栄光のベッチ・ヒストリーの中ではいささか番外編的存在な作品同士を組み合わせた、ある意味珍品です。

「アンダンサ」は、デビュー作にして彼女唯一の「ボサ・ノヴァ」アルバムです。豪快にサンバを唄い飛ばすベッチさんの姿は、まだここにはありません。しかしながらデビュー曲の「アンダンサ」を始めメロディアスで粒ぞろいな曲が並び、またゲストプレイヤーとしてゴールデン・ボーイズやソン・トレスが各数曲ずつ参加していることもあり、ボサ・ノヴァとしてのクオリティは高いです。サンバの女王として数々の名作を連発する前の、嵐の前の静けさ的作品です。

そしてもう一枚はベッチさんがバイーア出身のアーティスト達とバイーア・サンバの名曲をデュエットするコンサートの実況盤です。ベッチさんを迎えうつ「バイーア・オールスターズ」が凄い面々。バイーア・サンバの生き字引ヒアシャンを始め、ダニロ・カイミ、ジルベルト・ジル、カエターノ、マリア・ベターニャ、マルガリッチ・メネゼス、イベッチ・サンガロ、ダニエラ・メルクリ、カロリーニョス・ブラウン、そしてオロドゥン・・・。女王ベッチのバイーア遠征ライブを、全力で盛り上げます。

40年以上の長きに渡り第一線に立ち続けるサンバの女王、まだまだ若手には負けられません。コンサートの最後、オロドゥンを従えて歌い上げる名曲“E Baiana”は必聴、そのサンビスタ魂には、ただただリスペクト、です。

 

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